Almond Blossom
東京駅八重洲の鉄鋼ビル内に構える中華料理屋の内装デザインです。
接待や会食ができるプライベートな空間を望まれました。
都市の洞窟。通路から中の様子を伺え知れない門構え。
通路にガラス張のファサードを持つ周辺の店舗とは異なり、扉を開けて初めて内部空間が視界に入ってきます。
本棚の隠し扉をくぐると、天井の高いサービスエリアが広がり、本とARTに囲まれた空間は、
都市の喧騒の中、非日常な体験を与えてくれます。
室内廊下に面して特徴のある個室を設け、ガラスブリックの壁に囲われた4人部屋、8人以上を収容できる大部屋、
列車の窓際のエクスプレスシートのような2人専用の空間など、利用者の人数によって異なる体験ができる計画です。
中華料理屋であり、和のテイスト、オリエンタルな世界観が共存するモダンチャイニーズ。
かつてゴッホが、浮世絵の影響を受けて「花咲くアーモンドの木の枝」を描いたように。
そんな想いを込めて、ALMONDBLOSSOMという店名が名付けられました。
【プロジェクト情報】
Completion: 2021.12
Location: 東京都中央区八重洲
Principal use: 飲食店(中華)、リノベーション
Floor area: 97.86㎡
Design: 義山建築設計事務所、bazaar(塚越龍馬)
Contracter: 株式会社礎コラム